シバヤギ飼育者の拡大事業
シバヤギって?
シバヤギは 、小型で病気にも強く飼育しやすい家畜で、外海地区と五島列島に古くから生息、飼育されており、長崎県原産の 在来種です。古くは、潜伏キリシタン集落で飼育されていました。
近年、生活スタイルの変化に伴いシバヤギ飼育頭数は著しく減少し、県下でシバヤギの飼育が見られるのは、ここ外海地区と新上五島町の一部となってしまいました。60年前は県下に10,000頭以上いた時に、外海地区では約900頭いたヤギは、2018年の調査では約30頭、飼育者は8戸となり、種の保存が急務となっています。
現在、雑草の駆除や休耕地の活用、イノシシ避け対策にも効果が期待されているシバヤギを活用したまちづくり事業を実施しています。
外海地区「シバヤギ」のルーツ
日本列島には野生ヤギが生息していた形跡がなく、日本にいつの頃から、どの様なルートでヤギが渡来したのかは明らかでありません。
シバヤギのルーツは、西アジア地方で家畜化されたヤギが文明の広がりと共に東へ進み、中国大陸、東南アジアの2つの経路で、西暦700~800年頃、我が国に初めて渡来したと推定されています。
特に中国大陸や朝鮮半島、東南アジアの国々との交易が早くから行われていたこともあり、地理的にも九州、沖縄近辺の島々には「南京ヤギ」「シバヤギ」「トカラヤギ」「ヤクヤギ」と呼ばれる小型の在来ヤギが飼育され、食肉用にされていました。
明治時代に入ると、西洋から導入された「ザーネン種」と、それによって改良された「日本ザーネン種」がヤギの品種の中心となりました。
ただ、「トカラヤギ」とほぼ同系統である日本在来種「シバヤギ」は、長崎西海岸や近くの島々で、肉用、糞堆肥用として古くから飼養され、禁教時代には外海地区など潜伏キリシタン集落で飼育されていたようです。
100年前の外海地区出津
現在の出津集落
シバヤギ関連のお知らせ
- 2024/10/23(水) ヤギ事業
- 2024/03/02(土) ヤギ事業
- 2023/11/01(水) ヤギ事業
- 2023/06/01(木) ヤギ事業
- 2023/01/14(土) ヤギ事業
全国ヤギサミット参加
こんな活動やってます!
頭数が少なくなってしまった「シバヤギ」の保存とまちづくりを目的として、様々な取り組みを行っています。
NHK福岡TV出演
子ヤギ交換交流会
シバヤギ研究交流会
ヤギ除草隊の貸し出し
長崎ヤギネットワーク
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